2023.11.9 月イチ情報交換会「いわき市の文化政策ビジョンはいま?」開催レポート
- 圭介 島崎
- 2023年11月9日
- 読了時間: 3分
○日時:2023 年 11月 9 日(木) 18 時 30 分~20 時 10 分 ○場所:いわき芸術文化交流館アリオス 本館 2階 カンティーネ
○主催:アリオスコミュニティ
○参加者:20名
文:宍戸博
市民主導でいわきアリオスやいわき市の文化の未来を考えていく「アリオスコミュニティ(以下、アリコミ)」。 11/9(木)、第26回アリオスコミュニティ月イチ情報交換会「いわき市の文化政策ビジョンはいま?」が開催されました。2021年に策定された「いわき市文化政策ビジョン」(以下ビジョン)の推進状況や、ビジョンに沿った市民の文化活動の活性化などついて、参加者間で率直な意見が交換されました。
本会には、「文化政策ビジョン策定検討委員会」の事務局であった文化交流課から井坂課長と小林係長、検討委員会メンバーの文化協会顧問の田村氏と文化財保護審議会の田仲氏をゲストに招き、話題提供してもらいました。
会の初めには、復習を兼ねて文化交流課よりビジョンの概要の説明を受けました。ビジョンは行政の考えだけでなく、市民の日々の活動も反映されているとのことです。また文化はスポーツと違い結果がすぐに出る活動ではないとの説明もありました。
田村さんからは、ビジョンが策定されてからの2年間の変化と、ビジョンを推進するための文化政策への予算の裏付けについて意見が出されました。そして文化団体が高齢化している現状を述べ、文化活動に新たな市民や若者を参加させたいとの思いを述べられました。
田仲さんからは、進捗と課題を見つけ解決するためのPDCAサイクルの仕組みをビジョンに盛り込みたかったとの思いが述べられました。
次に会場からビジョンに対する意見を出し合い共有しました。
意見:
・ビジョンと行政への市民の期待は大きい。民間の文化団体や個人が活動しやすい環境整備を整えてほしい。
・ビジョンが策定されたことで、作ってゆく文化や残してゆく文化が明確になった。
・文化団体や芸術家の活動情報を取りまとめたり活動を助けたりする公的組織を設けたらどうか。
・文化にはPDCAの様なチェックがそぐわないのではないか。
・文化団体の活動を支援する行政の仕組みを設けてほしい。
・表彰事業(例:吉野せい賞)は、表彰して終わりということではなく、継続して受賞者を育てたらどうか。
本会では、ビジョンを推進するには、行政と市民との協働が必要であることが参加者間で共有できました。
今後もアリコミが行政と文化団体との協業の一助になれればと思います。
さて、次回は 12/8日(金)18:30 より、いわきアリオス 本館2階 サンドウィッチカフェ Pique+Niqueにて、これまでの活動3年間を、アリコミ役員それぞれが本音トークで振り返ります。月イチ情報交換会 第27回「アリコミ3年、たなおろしの巻」を開催予定。参加者と交流・対話しながら、これからを考えていくためのカフェタイムです。
また、1/30(火)には月イチ情報交換会「カンティーネのスタインウェイ・ピアノを楽しむ会」を開催予定です。
それではまた、お会いしましょう。
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